ナカのひとびと

魚とイタリアンのガストロノミック・シンフォニー

幼いころ、今は有名な魚の専門店が近所にオープンしました。魚の色や形の違い、種類の多さが面白くて、買い物が楽しみでした。自分で調理してみたくなり、初めて魚をさばいたのは中学三年生の時です。社会人のスタートはイタリア料理のコック。その後、和食、鉄板料理など主に飲食業で経験を積み、現在は外食産業向けの提案や商談などの仕事をしています。早朝は仲卸で勉強しながら、料理人とは違う立場での発見を楽しんでいます。

イタリア料理と魚介類はとても相性がいい。「素材を活かす」調理法は日本料理と同じです。シンプルに生のまま食す、少ない調味料や香辛料で味付けして焼く、外だけ焼いて中はレアに仕上げる、魚一尾を残さず料理する。シンプルだけど奥深いところが魅力です。高級料理もありますが、家庭料理の味わいを気楽に楽しめるといいなあと思います。ミートソースもおいしいですが、シンプルでおいしい魚介類のパスタや前菜を楽しんでほしいです。

和食だけでなくイタリア料理や他のジャンルでの魚の魅力を多くの人に伝えたいと思います。
画像は、最近作った料理「真鯛のサルターレ ~サルサケッカ~」(真鯛のソテー トマトとにんにく・バジルのソース マッシュルーム添え)です。簡単でおいしくできます。ぜひお試しください。

中央魚類株式会社
牧野 央

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