ナカのひとびと
シラスとヒラメと、私の仕事。

海外チームで、香港・マカオ・マレーシア・台湾などを中心に、日本の水産物を海外に届ける輸出業務や海外の製品を国内へ届ける輸入業務などを行っています。
静岡で育ち、シラスはご飯に山盛り。最初の配属先では、ヒラメの泳ぐ姿がかわいくてすっかり好きになりました。でも、豊洲や海外市場を知るにつれ、子どもの頃から当たり前だった「新鮮でおいしい魚」が、実はとても価値のあるものだと気づきました。
海外での魚の売り方は、国内とは少し異なります。輸出入の通関手続き、物流管理、スケジュール調整等、一つのミスが大きな損失につながることも。最初は戸惑いましたが、上司や先輩のサポートを受けながら、一つひとつ学んでいる最中です。
そんな中、現地のお客様が「おいしい!」と笑顔で日本の魚を食べる姿を見たとき、バイヤーの方と直接お会いしたとき、並べられている商品を見たとき、感謝の言葉をもらったときなどは、この仕事のやりがいを強く感じます。海外市場を見ているからこそ、国内の方にも日本の魚の価値をもっと伝えていきたいと思います。
あじの三枚おろしを研修で習ってから早3年。盛り付けはまだ先輩には及びませんが、少しずつ近づけるよう努力しています。魚食文化を国内外に広めることを目標に、今日も魚とともに挑戦を続けます。
※画像は、用宗名物のシラス丼とうまみたっぷりのスープです。