社員のとある1日の流れをご紹介します
マグロ部マグロ課 チームリーダー
山本 享
2002年入社
マグロの尾や腹の色を確認するための懐中電灯。手槍とともに必携。
山本 享のある1日
- 02:00
- 出社 仕事の準備
- 03:00〜
- 競り に出す魚の準備
- 04:30〜
- (仲買さん下付け)
- 05:30
- 競り 開始
- 07:00
- 事務所に戻り事務仕事
- 08:00〜11:00
- 翌日売る魚の情報収集/場内仲買さんから情報収集
だいたいこの間に朝食
- 12:00
- 残務整理、退勤
主な仕事
マグロの集荷と競りなどによる販売です。競りは5時半頃に始まり6時前には終わります。販売するための情報収集に時間をかけます。当日の朝は、並び替え、下付け、冷やし込みを通して並んだ魚の状態をよく調べて把握します。次に仲買人の様子を見て競りの展開を予測し、競りに入ります。競りが終わり事務処理を行った後は、場内売場に行き、売りたての魚の評価を聞き込みます。昼前には全国の市場の情報が入るので、翌日の準備をして1日の仕事が終わります。
※下付け:魚の鮮度を保ち、見た目を整える処理
※冷やし込み:魚の鮮度を保つために、尾などを氷で冷やすこと
マグロの尾や腹の色を確認するための懐中電灯。手槍とともに必携。
採用決定ポイントはガッツ
釣りと海が好き、卒論のテーマはカニの行動学、マグロの延縄の海上実習経験あり、お小遣い稼ぎは新聞配達、の4点を面接で話して入社。新聞配達の話で「あいつはガッツがある」と評価されてマグロ部に配属されたようです。ガッツはどんな仕事にも必要です。
仕事のやりがいは「ありがとう」の言葉
商売をうまく成立できて、出荷者や販売先から「ありがとう」と言われるのがいちばんうれしいです。もうひとつのやりがいは、自分の判断で魚を売り、結果を出せることです。
10秒で終わるマグロの競りに、今でも緊張します。たとえば、初競りで高値を出したとしてもうれしいわけではない。目の前のマグロを全部売り切るのが仕事。競りが止まってしまう怖さの方が強い。次をどうしようかを先に考えます。
1本3億円の魚も3千円の魚も私には同じです。よりいい魚を作ろうとしている人たちの心意気には真剣に応えます。
中央魚類だから、山本だから信頼する、の関係性
売買に納得できない荷主さんに怒られることは多々あります。真剣にやっていることをわかってほしいという思いで、お互いに加熱する場面もある。でも、相手を大切にしていることが伝われば信頼関係は強くなります。本音で話すので人柄も見抜かれます。活きた魚の良し悪しを毎日見ている方たちですから。
中央魚類だから、山本だったら納得するよ、という関係性を作らないといけないと考えています。
10年後の中央魚類はきっと面白い
これから入社される方には、中央魚類でやりたいことと、魚との関わり方や魚への思いをまっすぐに伝えてほしいと思います。いままで中央魚類になかった考え方をぜひ持ち込んでほしいです。